奇妙過ぎる夢を見たので記録。
>薄暗いのか明るいのか良く分からないようなモヤッとした天気。
現代の闇を凝縮したような、巨大テナントビルの中から作業服を着た俺が、ビルの窓から中庭の畑?
ぽい所をぼうっと眺めていた。
そうしているうちに誰かに名を呼ばれ、焦るようにして中庭に降り、事務所のような所へ向かう。
中庭から事務所を覗く。カーテンの隙間から、汚い机に座り、知らない男と知人とが二人で談笑しながら、飯休憩しているのが見えた。
俺が来た事に気がつき、窓を開ける知人。
朗らかな表情で「今日は行かないの?」と聞かた。俺は「今から行きます」と伝えた。
ニヤリと笑われ、何か(豆みたいなもの)を手渡された後、中庭からビルの外へ出る。
外は埃っぽく靄がかかり、その中で都会の雑踏と慌しさがひしめいていた。
このテナントビルの外壁の麓に、纏わり付くように絡まって建設されている高速道路が
はるか遠くまで、うねりながらそびえているのが見え、そこを大量の車が走っている。
外壁にぶら下がり、高速へ向かって、メガホンでディーゼルに文句を言っている人がいる。全裸の集団が、巨大なハムみたいな食べ物を奪いあってる。スーパーの特売セールみたいな感じ。
高架下には巨大な本棚が備え付けられていて、ありとあらゆる本が、そこへ雑に詰められていた。
ハンケツのホームレスらしきおじさんがいて、本棚から本を出し入れする作業をしている。
ホームレスのおじさんの所へ行くと、JKの二人組がそこで本選びをしていた。なにか気に入った本を手に取ったJKは、そのへんでたむろしながら、まだそこへ居座ってわいわいやってる。ガソリンがつまったペットボトルで喉を潤してる。
ホームレスのおじさんに声をかけられる。
「全部、無料だよ」
ここにある本は全部、無料で持ち帰って良いという。俺はワクワクしながら本選びをした。
おじさんはケツ穴から、兎のウンコ大のウンコっぽい茶色な何かをポロポロ出し、それを腰に付けた空洞の角に入れ、本にその粒を挟む作業をしている。
青い本を手に取って、おじさんに見せる。本を受けとる変わりに
事務所で渡された豆みたいな物を数粒だけ、おじさんへ手渡す。空洞の角に入ったウンコを豆の数だけ捨てるおじさん。なぜか、おじさんがわなわなと泣き出した。
「おなおし、おなおし」
おなおしだか、ふなおしだかっていう謎の言葉をはきながら、肩に手をかけられ揺すられる。
いたく感動している様子。その光景をみたJKらが、俺らを囲み、拍手を始める。
事務所の二人が、そこへやってくる。二人は無機質なただの丸の穴が開いた真っ白な仮面を、横向きに付けていた。のちに地面に叩き付けて割る。割れた仮面を捨てる沼がある。
「おなおし、おなおし」おみなえし、かもしれん。
ディーゼルに文句いってる人が、メガホンから数種の屁の音を出しながら
本を選んでいる。みんなホームレスのおじさんを尊敬しているようだった。
屁の音とおなおしの連呼と拍手が続けられる。俺はおじさん以外、信用できない様子だった。人間不真に落いっていた。
全裸の集団が、高速の車を塞き止めている。みんな迷惑そうだった。そこへホームレスのおじさんが茶色い粒につまようじを差して、渋滞でイライラしてる人たちに茶色いそれを振る舞っていた。
中庭に巨大なハムの花がさいていて、JKがツバをたらして、それを育てていた。もろもろの雑踏音やおなおしが、だんだんと鉄砲の音に変わる。真っ赤で巨大な花が、仮面の沼から咲き始めた。
その脇に一本の木がたっていて、自分の事だと思った。木である自分が巨大な花の成長を眺めている。花が咲ききると、花の真ん中から、屁みたいな音が一発聞こえてきた。高速がガラガラと崩れ、ビルの下の本棚がビルの上に建てられた。
頭の中で爆発音がする。
目が覚める。
本当はもっと曖昧でめちゃくちゃだけど、輪郭を付けるとこんなかんじ。
妙に感動したんだよね。感動して今にもなきそうな感覚で、この情景を見てる感じ?というか。
おみなえしだったら、黄色い花だけどなあ・・・夢のは、赤い花だからね。どういう意味だろ?
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